金色ラブリッチェ 感想(ネタバレあり)
はい。というわけで以前から気になっていたヒロイン全員金髪とかいう攻めたゲームである、「金色ラブリッチェ」を全ルートクリア致しましたので感想の方を書いていこうと思います~
久々の更新がえっちなゲームの感想なのは許してほしいぜ。人間エロには勝てないものなんですよ。
※物語のネタバレを含んでいるので閲覧は自己責任でお願いします
■あらすじ
私立ノーブル学園。
そこは未来の紳士淑女を作る場所。
教養だけでなく、
品格を学ぶための
全寮制の学園である。
特に今年はさる北欧の小国より
王族を招いたとかで、
学園は例年にない緊張感を帯びていた。
主人公、市松央路が
思いがけないことからお姫様に気に入られ、
学園に叩き込まれたのはそんなとき。
空き部屋の関係で、
女子寮の端に押し込まれたのは
そんな時だった……。
なんていうかひと昔前のエロゲかよって設定ですね。女子寮とか男子禁制のところに主人公が入ると大抵女装せざるを得なくなる展開になりますが、今回はそんなことはありませんでした。
■プロローグ
いわゆる共通ルートというやつです。主人公である央路君がノーブル学園に転入してヒロイン全員と出会い、金持ちだらけのクラスと女子しかいない寮に慣れていくところまでを書いてます。
クラスメイトが金持ちのくせにやることが陰湿でせこいから不憫でならなかった事と、変なタイミングでパロディをぶち込むからクスリともしない上に会話のテンポが悪くなってるなということ以外は特に思うところはなかったです。R-18だからこそ遠慮なくパロディを入れられるという強みがあるものの、入れるタイミング、ネタ具合などが難しかったりするのでそこはライターさんの腕の見せ所なんでしょうね。
プロローグが終わるとOPムービーが流れてヒロインのルートを選べる仕組みになっています。一人攻略し終えると金髪じゃない後輩キャラである栗生茜を、茜含めた4人を攻略し終えるとグランドルートである理亜ルートに入ります。
自分は、
エル→玲奈→茜→シルヴィ→理亜
の順番でクリアしたので同じように各ヒロインのルートの感想を書いていきます。
■個別ルートの感想
エロイナ・ディ・カバリェロ・イスタ(CV.あじ秋刀魚)
「人間には品格というものが必要です。特にシルヴィア様と仲良くなさるには。」
エロイナはエロいな。
パパラッチがうっとおしいので主人公とニセの恋人になることで事態を収めようという話。ニセコイから記憶障害を抜いたような感じですね。
シルヴィア様のためにってなってしまう等かなり頭が固い所をどう崩すか、というのがこのルートの中核だったような気がします。途中でシルヴィアと実の姉妹だった事も明かされます。正直今までの流れ見てたら何となくは察せますけど。
Hシーンはアナル責めが多かった。ド淫乱アナル姫騎士の称号をあげちゃってもいいくらいです。
エルルートはデレてからが可愛かったのと、僕の好みの外見だったので95点くらいです。
妃玲奈(CV.遥そら)
「ンベー、やっぱ遅れちゃった なんだよー転入生かよー。あたし玲奈。妃玲奈ね、ヨロ。」
玲奈ルートは玲奈の問題ではなく主人公の問題を解決しようとする話でした。
シナリオにひねりがなくてキャラゲーしてるなと思わせるルートでもありました。実際、城ヶ崎絢華との3Pシーンと央路の妹、千恵華(CV.遠野そよぎ)が出てきた事くらいしか印象に残っていませんし。CV.遠野そよぎさんで主人公の妹キャラといえば「ハピメア」の舞亜を思い出しますね。舞亜のお兄ちゃん呼びと、千恵華ちゃんのお兄ちゃん呼びの違いを感じて無限にニタニタしちゃってました。やっぱ舞亜の方が妖艶というか色っぽかったです。
プレイ当初は 確かにこういう女友達いたらいいだろうなあ、でも彼女にするのはちょっとなあ位にしか思っていなかったけれど、ED後のCGで萌え散らかしたので85点です。
栗生茜(CV.土屋粘)
「大丈夫ですセンパイ!ハートが燃えているから平気です。」
君、金髪じゃないけど平気?
二周目から攻略可能になるサブキャラ。金髪じゃないからなのか、他のヒロインよりも話が短め。まっっっっったくといっていいほど伏線もないし、重要な繋がりもないんですけど、この子だけ向こうから告白してくれるんですよ。それだけで萌えポイント500000000000000点くらいあげちゃおっ♡
シルヴィア・ル・クルスクラウン・ソルティレージュ・シスア(CV.猫村ゆき)
「わたし、色々なことが知りたいわ。日本のこと、学園のこと、あなたのこと。」
訳あり女子その1。主人公と実は10年前に会ってた事がプロローグで分かりますが、10年前の出来事を思い出しつつ惚れたシルヴィに猛アタックを仕掛けるというのが序盤の出来事。まあ実はお互い両想いなんですけどね!
主人公はシルヴィアの兄のイロエに、シルヴィは主人公の妹である千恵華に嫉妬してたりするんですけどこういう両片想いってシチュが僕はとてもとても大好きなのでいいね〜と腕組みしたりしてました。
王族と一般市民なので身分が釣り合わないから猛反対されるんじゃないかとか俺がシルヴィに釣り合う人間なのだろうかと主人公がメンヘラってたけど別に猛反対されなかったし、このルートでは恋のキューピッドである理亜ちゃんの後押しによって立ち直ったところが印象に残ってます。最初から周りが見てかっこいい自分を意識するではなく自分でかっこいいと思うことをすれば自然とかっこつけられる、つまり周りから見てもかっこよくなるって事を言いたかったのかなと思ってます。
後このルートではコース料理のマナーを選択肢で選ぶ場面があるのですがそれを全問正解するとなんとシルヴィの妹のカミナルちゃんと3P→カミナルちゃんと2人でエッチのシーンを見れるんですよ。これは本当にやばい。えっ!!!!!ってクソでかい声が出ちゃいましたし。特に対面でセックスする時にお兄ちゃんって呼びながら喘いでるシーンは破壊力抜群でした。語彙力が足りなくて申し訳ないんですが、これは本当にやばい。
やれば分かりますがこのルート、終えてもCGが埋まらない上になんだがぶつ切りな感じになってます。
CVを担当された猫村ゆきさんの声に魅了されたのとカミナルちゃんが有り得ないくらい可愛かったので100点です。
僧間理亜(CV.小鳥居夕花)
「世界に金色じゃない時なんてない。すべての時間が……ゴールデンタイムだから。」
訳あり女子その2。なぜ君が手術を受けなくてはならなかったのか、なぜ思わせぶりなセリフを吐くのか、なぜ頭を触られるのを過剰に嫌がるのくわぁ!その答えはただ一つ……君が脳の難病に侵された女だからだぁぁぁぁ!!アーハハハハハハハハハアーハハハハハハハハハ!!!
笑えねえよ。よくよく考えるとシルヴィアルートでふたりがくっつけば悔いはないだとか残された時間が少ないような感じは匂わせてましたけど。それでもこのルートは他のとは毛色が違いましたね。だっていちゃいちゃあははーだと思ってたらこれですよ、重すぎる。それでも央路は先が長くないこともすべて受け入れたうえで理亜と恋人になるんですが、恋人同士になってデレた理亜がとても可愛かった。
その後は察せるだろうけど、EDが流れた後に一年くらいの日々がダイジェストで流れたうえで理亜の葬儀が終わったシーンに飛びます。お前フランス映画見てた時に「死を道具にするのはダメだ」って言ったけど死んでるじゃん、お涙頂戴じゃんって気持ちもありましたが息絶えるシーンを流さずに葬儀のシーンまで飛ばした演出が作中で見ていたフランス映画とは違うぞということなんだなとも感じました。
他のルートだと日が沈む瞬間ばかり見ていたのが日は沈んでもまた昇ってくる、明けない夜はないと言って屋上に日の出を見に行く所、ここが一番好きです。この時、この瞬間ゴールデンタイムなんだと。全体を通してのテーマを真の意味で理解できた瞬間でもありました。OPムービーで「This time is This moment is Our Golden Time」と出てたのもこのルートのこのシーンがあったからなんだなと思いました。
理亜ルートが終わると、ぶつ切りだったシルヴィルートに追加ENDが出てきて、その後タイトル画面からEXTRAに移った時の演出と最後のCGが追加されるまでの一連の流れはズルいだろ~となります。こればかりは自分の目で確かめてほしいです。
■総括
プロローグでのパロネタラッシュや玲奈ルートのHシーンの入り方とか色々うーんといったところもあるし、理亜ルートで特に泣くこともないだろうといった感じなんですけど楽しんでプレイすることができたなと思います。オタク特有の誇大表現に少しつられてしまいました。
サガプラの作品全然やった事ないのですが、ナツユメナギサに雰囲気が似ているらしいのでそちらもいつかプレイしてみたいですね。
全体としては概ね楽しめたし、ミナちゃんがありえん可愛かったので80点くらいつけたいところです。時間があればやって損はない作品だと思います。
最後に、
ぼくがかんがえたさいきょうにかわいいかみなるたむ
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